chronsyncは、Chrono (時間) + cron + sync (同期) から名付けられました。 chronsyncは、Rustで構築された超軽量なCLIタスクスケジューラー(デーモン)です。 JSON設定ファイルに基づき、cronライクなスケジュールで外部コマンドを永続的に実行します。 設定ファイルの変更を即座に検知し、実行中のタスクを停止・再構築(リロード)するホットリロード機能を備えています。
- 🛡️ 堅牢な設計: Rustの非同期ランタイム
tokioを採用し、安定した長時間稼働を実現。 - 🔄 ホットリロード: 設定ファイル(
config.json)の変更をリアルタイムで監視。サービスを再起動することなく、保存と同時にタスク定義を更新します。 - ⏰ 詳細なスケジューリング: 秒単位を含む Cron形式 で、精密な実行時刻の指定が可能。
- 🚀 高パフォーマンス: シングルバイナリで動作し、リソース消費を最小限に抑えます。
- 💻 クロスプラットフォーム: Linux, macOS, Windows でのサービス登録をサポート。
ソースコードからビルドしてインストールします。
# リポジトリのクローン
git clone https://github.com/coil398/chronsync.git
cd chronsync
# ローカルへのインストール (パスが通った場所にバイナリが配置されます)
car go install --path .chronsyncの動作には設定ファイルが必須です。 アプリケーションは起動時に標準的な設定ディレクトリ(XDG Base Directoryなど)を検索します。
設定ディレクトリに config.json を作成してください。
便利な init コマンドでひな形を作成することもできます。
chronsync init| OS | パス |
|---|---|
| Linux / macOS | ~/.config/chronsync/config.json |
💡 ヒント: 初回起動時に設定ファイルが見つからない場合、chronsyncは検索したパスをエラーログに出力して終了します。そのパスを参考にファイルを配置してください。
JSON形式で tasks 配列を定義します。
{
"tasks": [
{
"name": "ping_test",
"cron_schedule": "*/5 * * * * *",
"command": "/bin/echo",
"args": ["Hello World"],
"timeout": 10,
"cwd": "/tmp",
"env": {
"MY_VAR": "value"
}
},
{
"name": "shell_script_example",
"cron_schedule": "0 0 * * * *",
"command": "/bin/sh",
"args": [
"-c",
"/bin/echo \"Current date is $(date)\""
]
}
]
}- name: タスクの識別子(ログ出力に使用)。
- cron_schedule: cron形式のスケジュール文字列(秒 分 時 日 月 曜日 年)。
- 例:
*/1 * * * * *(毎秒),0 30 9 * * *(毎日9:30:00)
- 例:
- command: 実行するコマンドのパス。
- args: コマンドへの引数の配列。
- 注意: パイプ
|やリダイレクト>、環境変数展開$VARを使用したい場合は、commandにシェル(/bin/shや/bin/bash)を指定し、argsで"-c"とコマンド文字列を渡してください。
- 注意: パイプ
- timeout (オプション): コマンド実行のタイムアウト(秒)。指定時間を超えるとプロセスはキルされます。
- webhook_url (オプション): コマンド失敗時にエラー通知を送信するWebhook URL(Discord, Slack互換のJSONペイロード)。
- cwd (オプション): コマンド実行時のカレントディレクトリ。
- env (オプション): コマンド実行時に設定する環境変数のマップ。
chronsync init: 設定ファイルのひな形を作成します。chronsync check: 設定ファイルの構文チェックを行います。chronsync edit: 設定ファイルを$EDITORで開き、保存時に自動チェックを行います。chronsync list: 登録されているタスクの一覧を表示します。chronsync exec <TASK_NAME>: 特定のタスクを即座に手動実行します(デバッグ用)。- 例:
chronsync exec ping_test
- 例:
# コンパイルして実行
car go run -- run
# またはインストール済みなら
chronsync runchronsync はサービス管理機能を内蔵しており、コマンド一つで常駐サービス(デーモン)として登録・管理できます。
Linux (Systemd), macOS (Launchd), Windows (Service) に対応しています。
chronsync の service コマンドは、デフォルトではシステムレベルのサービス(通常 sudo が必要)として操作しようとします。
現在のユーザーの権限でサービスを管理したい場合は、--user グローバルオプションを付けてください。
# システムサービスとしてインストール (sudo が必要)
sudo chronsync service install
# ユーザーサービスとしてインストール (sudo 不要)
chronsync --user service install自動起動の設定も行われます。
# システムサービスとしてインストール (sudo が必要)
sudo chronsync service install
# ユーザーサービスとしてインストール (sudo 不要)
chronsync --user service installインストール後、サービスを開始します。
# システムサービス
sudo chronsync service start
# ユーザーサービス
chronsync --user service start- 停止:
chronsync --user service stop(ユーザーサービスの場合) またはsudo chronsync service stop(システムサービスの場合) - アンインストール:
chronsync --user service uninstall(ユーザーサービスの場合) またはsudo chronsync service uninstall(システムサービスの場合)
サービスのログは、journalctl コマンドを使う代わりに、chronsync service log コマンドで簡単に確認できます。
# システムサービスのログを表示 (デフォルト20行、リアルタイム監視)
sudo chronsync service log -f
# ユーザーサービスのログを表示 (デフォルト20行、リアルタイム監視)
chronsync --user service log -f
# システムサービスの最新100行を表示
sudo chronsync service log -n 100
# ユーザーサービスの最新50行を表示
chronsync --user service log -n 50手動で細かく設定したい場合は、以下の手順で Systemd に登録できます。
-
ユニットファイルの作成
~/.config/systemd/user/chronsync.serviceを作成します(ディレクトリがない場合は作成してください)。[Unit] Description=chronsync Task Scheduler After=network.target [Service] # cargo installでインストールしたバイナリのパスを指定 # "which chronsync" コマンドで確認できます (例: /home/ユーザー名/.cargo/bin/chronsync) ExecStart=%h/.cargo/bin/chronsync run # 常に再起動 Restart=always RestartSec=5s # ログ出力設定 StandardOutput=journal StandardError=journal [Install] WantedBy=default.target
-
サービスの有効化と起動
# 設定の再読み込み systemctl --user daemon-reload # サービスの起動 systemctl --user start chronsync # 自動起動の有効化 systemctl --user enable chronsync
-
ログの確認
journalctl --user -u chronsync -f
.
├── src/
│ ├── main.rs # エントリーポイント
│ ├── commands.rs # 各コマンドのハンドラ
│ ├── cli.rs # CLI引数の定義
│ ├── config.rs # 設定ファイルの定義と読み込みロジック
│ ├── scheduler.rs # タスクのスケジューリングと実行管理
│ ├── watcher.rs # 設定ファイルの変更監視
│ └── utils.rs # ユーティリティ
├── config.json # 設定ファイルのサンプル
└── Cargo.toml # 依存関係定義